2013年10月09日

ドーハラウンド化するTPP

オバマ大統領が出席しなかったことで、バリ島
で行なわれているTPP会合が空転している
状態です。

すべての品目から関税を撤廃するのが趣旨だっ
たはずなのですが、参加各国の主張がまとまる
気配を見せないのです。

日本が守ろうとしている農業5品目は米、麦・
豚牛肉・乳製品・砂糖なのですが、全品目に占め
る割合が20%もあり、他国の10%に比べると
多いので、交渉の妨げになっていると指摘される
始末です。



こんなことは最初からわかっていた話でして、
聖域なき交渉には参加しないはずだったのが、い
つの間にやら参加をしています。

しかし、懸念されるのは、聖域が守られるかどう
かではなくなってきました。国家予算未成立による
オバマ大統領の欠席こそ、最大の懸念材料なのです。



というのも、アメリカの各産業界だってTPPに
諸手を上げて賛成しているわけではないからです。

自由化すれば損をする業界はでてくるでしょう。
廃業に追い込まれる場合もあるかもしれません。

そういう業界団体の票を背負っている議員がいて
オバマ大統領に予算成立をさせていないのです。



アメリカには過去2回、国際条約を批准しなかった
前科があります。国際連盟と、京都議定書ですね。

批准というのは、各国首脳が取り決めた条約をそれ
ぞれの国へ持ち帰り、各国の国会で承認されてこそ
効力を生むという制度のことです。

上記ふたつの設立は、アメリカが言い出しっぺにも
かかわらず、議会の反対によって批准できませんで
した。



TPP交渉も、オバマ大統領は積極的に進めること
ができなくなった上に、批准される可能性が低く
なったように思われます。

シリアへの軍事介入も否決されたように、TPPの
反対勢力によって予算が成立しない以上、アメリカ
が事実上抜けた条約に意味があるのかどうか。

言い出しっぺが抜けて解散となってしまうのをドー
ハラウンドというのですが、その可能性は高そうです。


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ラベル:TPP
posted by 子竜 螢 at 08:41| Comment(2) | 国際問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする