2015年07月26日

中国のガス田施設は脅威なのか

先日、中国が東シナ海で行なっているガス田の施設建造
の映像が公開されました。

ネット上では、なぜこんなになるまで放っておいたのか
と、まるで安保法制の参議院審議に合わせたかのような
公開のタイミングに、批判が集中しております。



東シナ海における中国のガス田施設は、日中の中間線付近
に集中しており、それより中国側に近い海域では、まだそ
れほど進んでいないようです。

しかし、各施設にヘリポートとレーダーサイトが併設され
たなら、という脅威論はもっともな話なのです。

なぜなら、もともと埋蔵量の少ないガス田ですので、施設
建設費を考えますと赤字にしかならないからで、日本側が
手をつけてこなかった理由でもあります。



では、ヘリポートとレーダーサイトが併設されると、それ
ほど脅威になるのでしょうか。

いいえ、まったくの逆ですね。

仕事柄軍事防衛のことを研究してきた子竜から見ますと、
中国の行為は愚の骨頂です。

かつて、フランスのマジノ線がそうであったように、動け
ない最前線の軍事基地というのは、攻める側からすると、
いつでも任意の時期に叩き潰せるのです。

あるいは、わざと叩かずに補給部隊ばかりを狙って敵軍
全体を疲弊させることだって可能となります。

戦国時代の頃ですが、国境付近にかくも多くの砦を築いた
大名はいませんでした。理由は上記のとおりなのです。



絶対に守りきれないものをわざわざ仮想敵国の国境付近
に多数建造する愚かさは、中国人民軍の時代遅れ感覚そ
のままですね。

もしもヘリポートとレーダーサイトを併設したなら、そ
れこそ中国は補給と維持に莫大な労力と軍事費を投入し
続けることになります。

しかも、一朝有事の際には格好の攻撃目標になり、最初
に敗戦を味わうことで全体の士気も低下するでしょう。



どうせ採算の合わない施設です。

中間線を越えていなければ好きにやらせておきましょう。

もっとも、日本の世論が騒ぐほど力を注いでくれるでしょ
うから、派手なデモでもやらかしますかね。


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ラベル:東シナ海
posted by 子竜 螢 at 13:07| Comment(2) | 国際問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする