2016年02月26日

書店の連鎖閉店も

書籍取次ぎの中堅だった太洋社が自主廃業いたしました。

これによって連鎖的な書店の廃業が進むのではないかと
危惧されており、実際にもいくつかの書店がすでに廃業
したといいます。



取次ぎというのは、一般の物流でいえば問屋にあたる立
場の業態で、出版物がスムーズに小売書店へ出回る役目
を果たしてきました。

大手では、ニッパンやトーハンが有名ですね。

しかし、ネット通販の拡大などから取次ぎや小売の役割
が減少したためか、業績不振の取次ぎが相次いで廃業し
ているのです。

昨年の6月にも栗田出版販売が廃業しており、出版業界に
は明らかな変動の嵐が吹き寄せているようです。



取次ぎの廃業によってなぜ小売書店までが廃業するのか
といえば、書籍の流通システムの問題です。

百科事典などの専門的なもの以外は、決められた期日以
内の返本が認められているフリー入帳という制度に支え
られてきました。

信用貸しに近い制度ですので、書店は取り次ぎに保証金
を納めているのですが、新規の取次ぎと取引する場合に
は、当然保証金を別に納めなくてはなりません。

つまり、保証金納付のメドが立たない書店が、連鎖的に
閉店することになるのです。



すでに、個人商店的な書店はほとんど姿を消しており、
今後は大型チェーン店でも閉店があるかもしれません。

果たして、中身を確かめられないネット通販だけで、
書籍の購入をしようと思えるのかといえば、なかなか
難しいのではないでしょうか。

書店がなくなってゆく社会には、寂しさを感じてしま
いますね。


YouTube子竜螢のスポーツ芸能チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCLV0TPyn-WmvyKiyn9fxN5g


プロの小説家を目指すなら、文学賞突破マニュアルしかありません。
http://shiryukei.com/toppa.index.html

ラベル:太洋社
posted by 子竜 螢 at 20:41| Comment(0) | 社会現象 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする