2017年08月16日

爆縮という技術

北朝鮮がグァム島へ4発のミサイルを発射すると予告したり
で、米朝関係は舌戦がエスカレートしております。

しかし、アメリカ側はさほど憂慮しておりません。トランプ
大統領が支持率アップに利用しているのではないかと思われ
るほどです。



といいますのも、ミサイル攻撃の威力というのは砲弾ほどの
破壊力があるわけではなくて、シリアの航空基地をトマホー
クで攻撃した際には、51発も撃ち込んでようやく成果を上げ
たほどなのです。

北朝鮮か何千発のミサイルを保有していようとも、さほどの
脅威にはならないことがシリア攻撃で実証されたわけです。



問題なのは、ミサイルに核兵器を搭載した場合ですね。

しかし、これには大きな技術的なハードルがありまして、お
そらく北朝鮮単独での技術では実現不可能でしょう。

なにしろ、アメリカでさえもミサイル搭載が可能なほどに核
の小型化を実現するまでには、5回の核実験を繰り返して、
ようやく達成できたからです。



ハードルを高くしている技術とは、爆縮と呼ばれるものでし
て、核物質の周囲に配置した数多くの爆薬を6000分の1秒以
内という誤差の範囲で爆発させなくては、核分裂が起きない
のです。

つまり、爆薬の品質誤差もさることながら、導線の太さも長
さも完全に均一でなくてはならず、抵抗値も同一でなくては
なりません。

そういう導線を作れる技術というのは世界でも数社しか保有
していませんし、もちろん北朝鮮への輸出禁止品目になって
おります。



しかも、爆縮の技術を完成させるための核実験を行なえば、
それこそアメリカが軍事行動を起しかねませんから、生物
兵器か化学兵器に力を入れるほうが現実的でしょう。

だが、それとて広大な領土のアメリカに対して効果は薄く、
確実に目標へ誘導する衛星もないことから、アメリカを直
接攻撃することはないでしょう。

報復を招けば、それこそ体制の崩壊ですからね。


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ラベル:北朝鮮
posted by 子竜 螢 at 21:26| Comment(0) | 軍事防衛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする