2013年05月31日

日本版NSCの問題点

日本版のNSC創設が話題に上っています。

国家安全保障局のことですが、アメリカの
CIAなどに相当する総理大臣の諮問機関
が必要ではないかという提案です。



日本は伝統的に情報の収集と分析を軽んじて
きた傾向がありました。

大戦の末期、ソ連はすでに参戦を決めていた
のに、日本は停戦の仲介を求めようとしてい
たのですから、情報能力はゼロに等しいもの
でした。

桃太郎の物語に登場する犬・猿・雉が意味す
るところは、忠誠心・知恵・情報能力だとい
われております。

日本もようやく情報の重要性に目覚めたかと
喜ばしい反面、問題がないではないのです。



もっとも問題なのは、日本が大統領制ではな
く議院内閣制を採用している点ですね。

首相公選制でもいいのですが、毎年首相が交代
している現状や、交代しやすい制度のもとでは
NSCに求められる優先情報も変わってしまう
でしょう。

つまり、落ち着いた情報能力を発揮できない
環境なのです。



とはいえ、今までなかったことこそ不思議なほ
どですので、設置と要員の養成には力を注いで
ほしいものです。

ただし、ゲシュタポのような秘密警察にならな
いよう、長官の人事は国民投票に委ねてはどう
かと思います。


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posted by 子竜 螢 at 10:15| Comment(2) | 政治 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
日本版のNSCはずっと構想のみで実働までいたってませんでしたね。
日本が情報で勝とうとしていたのは、日露戦争までですね。
国内的に望外の勝利と言うのが宣伝されてしまい、第一次世界大戦でも戦勝国として、国際連盟でも常任理事国になったと言うことが、国際的な地位の向上につながって大国意識を持ってしまったのが問題だったのかもしれませんね。
今の日本の場合だと、情報を統括することの出来る組織が乱立しすぎていて、結果として情報を活用されてなかったり、事後報告になってしまったりしてるところが多いと思いますので、情報の一元管理がどこまで出来るようになるのかが気になりますね。
Posted by König at 2013年06月03日 06:16
Königさん、コメントありがとうございます。

日本で情報が生かされないのは、責任を取ろう
という覚悟ある人物がいないからでしょう。

せっかくの情報も、上へ伝えて許可をもらわない
と生かせない。

そんな組織ばかりだから、いつも後手になって
いるのでしょう。

Posted by 子竜 螢 at 2013年06月03日 07:17
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