2015年01月28日

としかねこの言い訳

厚生労働省が昨年の5月に発表した年金に関するマンガが
今年に入ってからまとめサイトなどで話題になっておりま
す。

話題といっても批判的な意見がほとんどで、中にはどうし
ようもない論理が含まれていることからも、逆に年金離れ
を加速しかねないと心配になります。



マンガの主人公が「年 金子」で、としかねこと呼びます。

しかし、この年金子の説明があまりにひどい。たとえば、
受給額の世代間格差について、こんな言い訳をしている
のです。

今のお年寄りたちは日本の繁栄に貢献してきて、若者たち
はその恩恵を被っているのですから、格差があっても損と
はいえないでしょう、と。



こんなことを厚生労働省の役人たちが本気で考えているの
だとしたなら、袋叩きにあうだけじゃ済みませんね。いや
表現は過激かもしれませんが、誰もが生まれる時期を選んで
世に出てきたのではありません。

むしろ、若者たちが過酷な環境に置かれている実態を年配者
も感じて、是正に向けた動きをしなくてはいけない。

つまり、若者は恩恵を被るどころか、反対に過酷な立場に
追い遣られているのです。



かといって、それは年配者の責任ではなく、こういう順送り
の年金制度を考えた者の責任です。

何十年も前から少子化が始まっていたにもかかわらず、是正
しようとしなかった歴代政府の責任でもあります。



子竜が年金に加入した頃、受給開始年齢は60歳でした。

しかし、段階的に引き上げられて、65歳にならないと満額は
受給できませんし、60歳の今すぐに受給しますと生涯にわたっ
て7割しか受け取れません。

法律論の不遡及の原理にも反しています。

すなわち、受給額の減額や受給開始年齢の引き上げは、加入時
まで遡れないことであって、新規の加入者から適用するしかな
いはずなのです。加入は国との契約ですからね。



以前にも書きましたが、今の年金制度は国家による詐欺です。

子竜の世代も上記のように理不尽な損失を受けております。だ
からといって若者にも我慢しなさいとは言いません。年金に
頼らない老後を迎えるよう、今のうちから備えておきましょう。

年金は絶対になくなりませんが、年金だけで生活するのはもう
不可能ですからね。


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ラベル:年金子
posted by 子竜 螢 at 13:48| Comment(2) | 年金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
舐めているというよりは只の馬鹿ですね。あれだけ不祥事騒がれの結局反省せず、仕事を舐めているように感じましたね。
私が年金を受け取るときは70歳以上と保険会社の人からそう予想を受けました。
年金自体もう一度大騒ぎの予感がします。
ともかく、少子化と人口バランスを巧く執っていくかが問題です。
Posted by G.FUJINUMA at 2015年01月29日 22:17
G.FUJINUMAさん、ありがとうございます。

年金制度は根本から変えませんとどうしようもなさそうですね。

とくに若者に負担のしわ寄せをするなんて、国の将来を甘く見すぎです。
Posted by 子竜 螢 at 2015年01月30日 04:32
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