2015年10月20日

労働基準監督署の権限

ブラック企業と呼ばれている悪徳な事業所が増えています
ね。法律の網をかいくぐるようにして、あの手この手と従
業者をタダ働きさせているようです。

そして、いくら法律を厳格化してみてもなくならない理由
は、労働基準監督署の権限の弱さにあると思います。



昨年のことですが、子竜はある飲食店の経営者から頼まれ
て店長を引き受けました。

ところが、その経営者という人物はほとんどの従業員に給料
など払ったことがないという悪人だったのです。

三ヶ月ほど勤務して我慢の限度と感じましたので労働基準
監督署へ出向きましたところ、なんとか未払い賃金の8割だ
け社会福祉の組織が立替払いをしてくれました。



しかし、です。

すんなりと解決する例は少ないのです。経営者が嘘を言って
勤務の実態がなかったとか、期待していた能力がなかったと
か、難癖をつけて給与を支払わないケースがほとんどらしい。

その場合ですが、従業員は民事訴訟を起こして支払いを求め
るしかなく、労働基準監督署はただの相談相手でしかなくな
るのです。



そこで、労働基準監督署には、調査の結果によって裁判所の
判決と同様の意味のある支払い命令が出せるようにすべきか
と思います。

また、悪質な場合には警察に訴えなくてはなりませんが、こ
れも労働基準監督署の権限範囲であれば、労働基準法に定め
のある刑事罰をより迅速に適用できるようになります。

つまり、労働基準監督署の権限強化が、ブラック企業の撲滅
に即効性があると考えます。



ブラック企業の経営者たちは、従業員たちが労働基準監督署
に提訴するぞと言ったところで動じません。

権限がないことを知っているからです。

結局、訴訟を起こすしかないことを知っていますし、刑事罰
の対象には滅多にならないことも知っているからです。



まあ、今のところは、権限が弱いのでどうしようもありませ
んが、万一賃金未払いで困っている人は、立替払いの請求を
してみましょう。

8割だけですが、払ってもらえます。

泣き寝入りをすることはありませんからね。


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posted by 子竜 螢 at 23:58| Comment(0) | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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